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天神でクラシック ”ロマンを紡いだ巨匠たち<第3年目>”

指揮:秋山 和慶
ヴァイオリン:竹澤 恭子

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
            ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
            交響曲第3番イ短調「スコットランド」 作品56



メンデルスゾーン生誕200年を記念してのチクルスも3回目となりましたが、今回も本当に素敵なコンサートとなりました。

一曲目の「フィンガルの洞窟」から豊かな音色と丁寧な表情付けで、時にやさしくいたわり、時に何者も寄せ付けない厳しさを見せる自然の風景そのものといった感じの雄弁な演奏でした。次のヴァイオリン協奏曲でのソロは竹澤恭子さん、芯のある温かい音色がとても魅力的で、冒頭の有名な主題や軽やかな第3楽章はもちろん、第1楽章の再現部の第2主題や第2楽章の中間部での豊かな情感、緊張感に満ちた第1楽章のカデンツァなど、全てに渡って一音たりとも聴き逃せないほど豊かで濃密な世界が展開されました。オーケストラも存分に歌いきり、曲を盛り上げていました。

後半の交響曲第3番も冒頭の静かな中に哀愁漂う主題からメンデルスゾーンの魅力が全開で、力強く疾走するような第1楽章や第4楽章、メンデルスゾーン独特の軽快な第2楽章、平安な気分と心掻き乱されるような不安が交差する第3楽章とどこをとっても美しく、瑞々しい歌にあふれた豊かな響きがホールを満たしました。CD等で聴く限りでは第4楽章コーダで新しいメロディが出てくる所がやや唐突な感じを受けるけど、実演だとこれがとても自然に感じたのも驚きでしたが、その高揚感は眩いほどで、ホルンとトランペットによる凱歌は特に圧倒的な印象を受けました。

アクロス福岡 フロアコンサート vol.266

ヴァイオリン:荒牧 清香
クラリネット:小田 美代子
コントラバス:時津 りか
ピアノ:水崎 玄

今年初のリベルタのライヴはアクロス福岡1階のコミュニケーションセンターでのフロアコンサートでした。今回もリベルタお得意のピアソラを中心としたプログラムで、聴いてて楽しくなるコンサートでした。

このところ聴く度に編成を変えているリベルタですけど、どんな編成でも何が出てくるか分からないアイディアの面白さと豊かな歌心はそのままで、聴く度に、自分に一番ぴったり来るアンサンブルだと感じます。今後もリベルタの活躍は期待大です。

それにしても後藤さん、メンバーにいろいろ宿題を出すところはバラキレフみたいですね(笑)。

遅くなりましたが

あけましておめでとうございます。

今年も素敵な音楽との出会いに恵まれますように・・・ブログを見ている皆さんにも

さて、今年はやはりショパンの生誕200年で盛り上がるでしょうけど、他に今年が記念年となる作曲家を調べてみると、なかなかいろんな顔ぶれが見られますね・・・

生誕300年:
ジョヴァンニ・ペルゴレージ(イタリア 1710~1736)
トマス・アーン(イギリス 1710~1778)
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(ドイツ 1710~1784)

生誕250年:
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(チェコ 1760~1812)
ルイジ・ケルビーニ(イタリア 1760~1842)

生誕200年:
フェルディナント・ダヴィッド(ドイツ 1810~1873)
オーレ・ブル(ノルウェー 1810~1880)
ノルベルト・ブルクミュラー(ドイツ 1810~1836)
ロベルト・シューマン(ドイツ 1810~1856)

生誕150年:
フーゴ・ヴォルフ(オーストリア 1860~1903)
エドワード・マクダウェル(アメリカ 1860~1908)
イサーク・アルベニス(スペイン 1860~1909)
ギュスターヴ・シャルパンティエ(フランス 1860~1956)
グスタフ・マーラー(オーストリア 1860~1911)
イグナツィ・パデレフスキ(ポーランド 1860~1941)

生誕100年:
サミュエル・バーバー(アメリカ 1910~1981)
ウィリアム・シューマン(アメリカ 1910~1992)

没後100年:
カール・ライネッケ(ドイツ 1824~1910)

没後50年:
ドホナーニ・エルネー(ハンガリー 1877~1960)
ヒューゴ・アルヴェーン(スウェーデン 1872~1960)

トマス・アーンはプロムスでおなじみの「ルール・ブリタニア」の作曲者で、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハは大バッハの長男です。フェルディナント・ダヴィッドはメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を初演したヴァイオリニストとして知られてますが、2曲の交響曲、5曲のヴァイオリン協奏曲など40曲ほどの作品を残しています。

没後50年を迎えるドホナーニ・エルネーは指揮者のクリストフ・フォン・ドホナーニの祖父にあたります。

見落としがあるかもしれないので、他にご存じの方、ご一報ください。

ゲルギエフ音楽祭 マリインスキー歌劇場管弦楽団&九州交響楽団

mariinsky kyukyo
2009年11月26日 福岡シンフォニーホール

指揮:ワレリー・ゲルギエフ
ピアノ:ユンディ・リ

チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」~ポロネーズ(九州交響楽団)
            ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23(マリインスキー歌劇場管弦楽団)
            交響曲第5番 ホ短調 作品64(合同演奏)
2007年から行われてきた「ゲルギエフ音楽祭」、最後の年となる今年はいよいよ九響との共演が実現しました。まずは九響との「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズ、先週の定期で聴いたばかりですけどゲルギエフの棒に機敏に反応して、より瑞々しく、気品ある音でした。

続いてはマリインスキー歌劇場管弦楽団とのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、ソロがユンディ・リと来れば期待も高まりますが、オケは思った以上に柔らかい音色で、ダイナミックに響くピアノを包み込むようでした。1楽章の有名な導入部から柔らかくも芯のある音色で高貴ささえ漂わせる名演でしたが、3楽章に入るとゲルギエフらしい快速テンポで、ピアノとオケと互いに煽るようにスリリングな演奏を展開していました。アンコールに演奏されたショパンのノクターンも心のこもった美音が水紋のようにホール中に響き渡り、安価な作り物じゃない、本物がもたらす感動のすごさを実感しました。

そして九響とマリインスキー歌劇場管弦楽団の合同演奏による交響曲第5番、通常の倍の規模のオケは見ているだけでも迫力満点でしたが、冒頭から信じられないくらい美しく心に迫る音楽が広がりました。そして主部に入り、クラリネットとファゴットによるテーマが大きく盛り上がる所も決してうるさくならず、その雄大な響きは聴いていてこの上ない充足感を感じるほどでした。

そして2楽章、全ての楽器が心の底から歌い上げる様は実に感動的でした。

3楽章のワルツは大編成だということが信じられないくらいしなやかでチャーミング、中間部の弦の細かい音型もこの大人数できまると爽快感さえ感じるくらいでした。そして4楽章、チャイコフスキー独特の豪快で華麗な音楽とゲルギエフの鋭い感性が火花を散らすように激しく、迫力満点の音楽が展開されましたが、その中でもしなやかに歌う旋律はそのまま、たっぷりと響き渡っていました。

特筆すべきはこの演奏を支えていたティンパニ、並べ方が九響とマリインスキー歌劇場管弦楽団で違っていたので奏者の動きが左右対称で、視覚的にもインパクト大でダイナミックな演奏を引き立たせていました。

ゲルギエフのコンサートを聴いたのは今回で4回目となりますが、毎回新たな発見と感動に満ちていて、本当にカリスマと呼べる、数少ない存在だと思います。これからの活躍も本当に楽しみですし、今回も素敵な演奏を展開していた九響の活躍も同じくらい楽しみになってきました。

マリインスキー歌劇場管弦楽団 熊本公演 

mariinsky kumamoto
2009年11月22日 熊本県立劇場コンサートホール

指揮:ワレリー・ゲルギエフ

チャイコフスキー:荘厳序曲「1812年」 作品49
ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
今年のマリインスキー歌劇場管弦楽団の日本公演はここ熊本から始まりました。今日はあいにくの雨でしたが、ホールはほぼ満員でした。15時15分開場でしたが舞台ではリハーサルが押していて、開演30分前までずっと続いていました。

直前まで行われていたリハーサルの熱気が陽炎のようにゆらめくのを感じながらコンサートは始まりました。一曲目の「1812年」冒頭のヴィオラとチェロによる聖歌から、ゲルギエフとマリインスキー歌劇場独特の豊かな世界が広がり、徐々に熱を帯びてきて力強い音楽が展開されました。

続く「展覧会の絵」でも急激なテンポの変化、濃厚な表情付けといったこのコンビのみでしか成し得ない独特の演奏を展開していましたが、意外と平板に響くところもあり、ゲルギエフ氏の指揮ぶりもおなじみの自信に満ちた姿とはちょっと違っていました。二週間で12公演こなす来日公演の第一日目ということもあっただろうし、直前まで押していたリハーサルといい、もっと練り上げたかったというのが本音だったのでしょう・・・そんな中でも傾聴に値する、印象深い演奏へと仕上げるプロの凄味を感じながらも、休憩中も不安な感じは消えませんでした。

そして後半の「悲愴」。前半とはがらっと変わり、冒頭の低弦とファゴットの独白から濃密で心の奥底まで訴えかけるいつもの世界が広がりました。ヴィオラからヴァイオリンへと受け継がれる第一主題は軽快さの中に引きずるような不安な調べを宿し、第二主題につけられた豊かな表情は聴いていて胸がいっぱいになるような感覚を覚えました。そして壮絶な展開部から再現部と、ホール中が大きな響きのうねりに満たされていました。その後も楽章間の休みを置かずに音楽は進みましたが、第二楽章の豊かな弦の歌、際限なく高揚してゆく第三楽章、そして悲しみと情熱が交差し、あらゆる感情が止め処なくあふれる終楽章と続いて行きましたが、そのあまりにも熱く、壮絶な展開は大きな衝撃でした・・・

そして消え入るように終わった後の重苦しい沈黙!今日は客席のざわつきが気になっていたけど、この数十秒の間、完全に舞台と一緒になって音楽を創っていたと感じました。

明日は大阪、そして広島、福岡(九州交響楽団との合同演奏!)、名古屋と続きますが、今回の公演も感動を巻き起こすことでしょう・・・

Appendix

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プロフィール

Masahiko

Author:Masahiko
生息地:福岡市
出没地:音楽のあるところ(笑)

好きな音楽を中心に書いていこうと思います。仕事に追われている中でも美しいものに多く触れ、気分をリセットしたいです・・・多くの仲間を作り、出来ればコンサートなどで感動を共有したいです(^o^)

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