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ヴェッツ:交響曲第2番

Richard Wetz Symphony No.2
リヒャルト・ヴェッツ(1875~1935)

交響曲第2番 イ長調 作品47

ラインラント・ファルツ州立フィルハーモニー
指揮:ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト

リヒャルト・ヴェッツ(Richard Wetz)は1875年2月26日にドイツのグライヴィッツ(現ポーランド、グリヴィツェ)に生まれました。特に音楽的な環境の元に生まれたわけではなかったが、8歳の頃までに独学でピアノを学び始め、その後ライプツィヒやミュンヘンで音楽や哲学、心理学などを学び、1906年からエアフルトの音楽協会の会長に就任し、亡くなるまで当地にて音楽活動を続け、教授職や執筆(ブルックナーやリストやベートーヴェンについての著作があります)等を行っています。学生時代にはヘルダーリンやクライストやゲーテの研究をしたり、ショーペンハウアーの哲学の支持者となっています。

この交響曲第2番は1919年に書かれていますが、内容的には遅れてやって来たロマン派そのもので、同じ時期にロマン派的スタイルを保ち続けたリヒャルト・シュトラウスやプフィッツナーよりも古風に感じます。よくブルックナーに例えられる事も多いヴェッツですが、この曲はブルックナー風な壮大さや素朴さとはひと味違う叙情性が優っています。牧歌的な穏やかさをたたえながら徐々に壮大さを増してゆく1楽章やブラームス風の憂愁さを秘めた2楽章など聴かせ所がおおいけど、音楽史的に無名の作曲家でもこうした重量級の交響曲を残している所に独墺系のクラシック音楽の層の厚さをうかがうことが出来ます。
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