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九州交響楽団 第282回定期演奏会

指揮:下野竜也
チェロ:古川展生
女声合唱:九響合唱団

マルコム・アーノルド:序曲「ピータールー」
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調
ホルスト:組曲「惑星」

今年度最後の定期演奏会となった今夜のコンサート、期待以上の素敵な演奏にホールの熱気もすごかったです。

マルコム・アーノルドの序曲「ピータールー」は1819年に起きた「ピータ-ルーの虐殺」と呼ばれる事件(選挙権を得る為に行われた集会に対して警察や軍隊が出動し、11人が死亡、500名以上が負傷した)をテーマにした音楽です。弦による静かなメロディに始まり、騒乱の様子を描いた激しいエピソード、その後の悲痛な追悼のメロディが高揚し、輝かしくという明快な構造を持ったこの曲を、指揮の下野氏と九響が丹念かつ雄大にまとめていました。

チェロの古川辰生氏をソロに迎えたエルガーのチェロ協奏曲は、昨日のリハを見て感じた「音の潤い」が極まるという感じでした。冒頭のチェロ独奏から哀しみをたたえながらも凛とした空気が漲り、メロディが管楽器から弦へと受け継がれ、オケ全体で最初に高揚する頃にはその哀切さが極みへと達していました。しかしただ哀愁に身を委ねるというよりは芯のある響きがまるで悩める魂を鼓舞するように響き、最後は力強く結んでいました。

メインの「惑星」は下野氏とオーケストラによるまさに真剣勝負という感じでしたが、それが高い次元で融合し、この曲の深い魅力を存分に引き出した名演でした。圧倒的な力で鳴り響く「火星」や「木星」、静かな中に心地よい緊張感と奥深さを持たせた「火星」や「土星」等が続き、タイトル通り神秘そのものの終曲「海王星」を迎えますが、「海王星」で聴かれる精妙極まるオーケストレーションを下野氏は上手くまとめ上げ、余韻がいつまでも残るような特筆すべき演奏でした。

「海王星」の後半からは舞台裏に置かれた女声合唱が加わり、神秘的な印象をより深くしますが、これは楽譜にもホルスト自身により「合唱は隣室に位置して、部屋のドアは曲の終わりまで開けておき、ゆっくり静かに閉じられる。合唱、ドア、副指揮者(必要な場合)は完全に聴衆から見えないようにする」と指示されています。そして最後の小節をこの合唱だけで「響きが遠くに消え失せるまで」(楽譜の指示)繰り返されますが、今回の演奏でもかすかな響きがまるで大気と一つに混ざってしまうまで繰り返されていました。その後の静寂は息が詰まるようような長さに感じましたが(まあ10秒ほどだったと思いますが)、その後下野氏がゆっくり腕を下ろした後で静かに拍手が始まったのもとても好感持てました。

今年度の定期演奏会も大曲、難曲を持ってきた意欲的なプログラムが目立ちましたが、来年度の定期演奏会も今年度以上に興味深い曲を揃えていて、今からとても楽しみです。
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