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ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843~1900)
ミサ曲 ホ短調 作品87
バーバラ・フレッケンシュタイン(ソプラノ)
ベルベル・ミュラー(アルト)
ロドリーゴ・オレゴ(テノール)
フレデリック・マーティン(バス)
バッハコール・マインツ
ラインラント=ファルツ州立フィルハーモニー
指揮:ラルフ・オットー
先日upした記事の中でヘルツォーゲンベルクがバッハ作品の復興のためにライプツィヒにてバッハ協会を設立した事を書きましたが、このミサ曲は協会の設立の際に共に携わり、1894年4月に亡くなった音楽学者のフィリップ・シュピッタの追悼のために1894年の5月から7月にかけて作曲され、同年12月にヘルツォーゲンベルク自身の指揮により、ベルリンで初演されています。
彼の死はヘルツォーゲンベルクの生涯の中でも最も悲劇的な事であり、志を同じくした友人への友情の証しとしてこのミサ曲が生まれましたが、曲全体を貫く格調高い悲愴感、聴く人に真に迫ってくるような厳かな表情はとても感動的で、過去の偉大なミサ曲(バッハのロ短調ミサ、ベートーヴェンのミサ・ソレムニス、シューベルト、シューマン、ブルックナーのミサ曲、ブラームスのドイツ・レクィエム等)と比べても何ら劣るところはありません。
演奏も誠実かつ丁寧であり、この未知の傑作の偉容を余すところ無く表現しています。
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